赤潮で大量のアジが死亡・・・熊本県八代で起った海の異変とは

熊本県といえば、熊本地震や豪雨災害の記憶がまだまなまなしい場所でもあります。阿蘇大橋が再建され復興に向かっている熊本ですが、先日、赤潮が発生して大陸のアジが死滅したそうです。

八代海で赤潮発生!アジが大量のアジが死亡

 


赤潮が発生したのは熊本県八代海でした。

熊本というと、どうしても阿蘇のイメージが強く山!という印象が強いかもしれませんが、美しい海や島がある場所でもあります。

熊本県は21日、有害プランクトンの「シャットネラ」による赤潮で、上天草市沖の八代海で養殖シマアジ2万2千匹が死んだと発表した。県内でシャットネラ赤潮による漁業被害が確認されたのは2019年9月以来。

被害額は上天草市が精査中。県は農林水産部に対策本部を設け、養殖業者らに早期の出荷や餌止めなどの対策を呼び掛けている。

引用:
八代海で赤潮、2万匹超の養殖シマアジ死ぬ 熊本県発表(熊本日日新聞) – Yahoo!ニュース

今回、発生した赤潮では漁業者に被害が出でいるようですね・・・。

赤潮と青潮がある

赤潮は、海が真っ赤に染まる現象ですが、原因は植物性プランクトンの異常増殖によるもの。人工的なものなの?と言いたくなるような真っ赤で不気味な色に海水が染まりますが、これは自然現象です。

赤潮そのものは、晴れた日などに多く、実は、夜見ると海が光って見える夜光虫になります。

そして、赤潮があれば青もある!実はあまり聞き慣れていないかもしれませんが、本当に青潮という現象もあります。

青潮は、海が青色や緑白色に変色するというもので、赤潮が発生して異常に増殖した植物性プランクトンをバクテリアが分解するときに起ります。赤潮と比べるとそれほど毒々しい色ではありませんが、この水は死の水で生き物は酸素不足で生きられなくなります。

 

今回の赤潮は規模が大きかった

つまり、赤潮そのものは決して珍しいものではありませんが、今回、熊本で観測された赤潮は危機管理対策本部が設置されるレベルのものでした。

養殖されていたシマアジや鯛が大量に死滅してしまい、被害が出ています。

自然現象ですから、必要以上怖がるものではありませんが、規模が大きいとちょっと不気味・・・。県は7月5日から赤潮警報を発令していましたが、それでも被害が拡大し上天草市沖の養殖場で、シマアジ2万2000匹が死滅しました。

熊本県は、熊本地震や度重なる豪雨災害など、最近ちょっと「災害が多い印象」がある場所。自然現象の力をコントロールすることはできませんが、ネットでは「また熊本か」と言う声もちらほら・・・。

ちなみに、地震の前兆の宏観現象として、海の生き物の異変はよく取り上げられています。クジラやイルカの座礁や魚が大量に取れる・・・または捕れなくなるという異変が関東大震災の前にもあったという著者もあります。

もちろん、海の異変と地震の関連性は科学的には否定されていますし、赤潮の原因ははっきりしているので関係があるかどうかは不明。もちろん、水温との関係もありますから、地震の前兆というよりは、地球温暖化の影響という見方もできます。

実際、東日本大震災の日の朝に駿河湾で赤潮が発生していたという情報もあります。ただ、もちろんこれかも関連性は発見されていません。

いずれにしても、何かの異変が起っているのは間違いなさそうです。

人体への影響は?

見た目のインパクトがすごい赤潮ですが、人体への影響はほとんどありません。

生活排水や水温が原因でプランクトンが発生するのが赤潮・・・決してよい現象ではありませんが、赤潮が発生したからといって人に毒ではないと言われています。