医療技術が進歩した今でも難しい手術があります。

それは、脳外科手術です。

脳は少しの損傷を受けただけでも、重度の後遺症や最悪の場合死んでしまう場合があります。

その脳の繊細さから、現代でも手術が難しいといわれているのです。

しかし、1000年以上前から脳外科手術が行われていた可能性があることをご存知でしょうか?

今回は、古代に行われていた脳外科手術について紹介していきます!

インカ遺跡から「穴のあけられた頭蓋骨」が大量に発見された

頭皮を切開し、頭蓋骨に穴をあけて手術を行うことを「穿頭術」とも言います。

この穿頭術は数千年前のヨーロッパや南太平洋でも行われており、穿頭術が一番盛んだった地域が14世紀~16世紀のペルーだったのです。14世紀~16世紀のペルーと言えばインカ帝国です。

その証拠に、この地域周辺では穴の開いた頭蓋骨が数多く見つかっているのです。

古代ペルーのインカの外科医は、頭部に受けた負傷を治療するために、患者の頭の一部を切開し、そこから頭蓋骨を取り除くという現代でも難解な手術を成功させていたそうです。

古代のものとは思えない!?驚くべき技術力

インカ帝国の外科たちは、頭蓋骨の切開を行うとともに、繊細の部分(脳損傷・出血・感染症が起こりやすい部分)を慎重に避けていたそうです。

この手術には麻薬が使われており、この麻薬により手術の成功率を高めていたのです。

麻薬をなぜ用いたのかというと、麻酔の為だということは皆さんご存知だろうと思います。

外科手術を行うために、最低限必要な麻薬技術を持っていたことは間違いありませんね。

当時のインカでは麻薬原料のコアが栽培されており、その葉は滋養強壮・手術の麻酔・傷の麻酔の為に利用されていました。

頭蓋骨に穴の開いた骨を詳しく調べてみると、手術の際は対象となる部分の頭髪は剃られ、手術後の傷口には薬草が塗り込まれていたことが分かったのです。

発掘された頭蓋骨の中には、深さの違う穴がいくつも開けられているものもあり、古代ペルーの医者を目指すものが頭蓋骨に正確に穴をあけるために練習していたよう見えるそうです。

もちろん手術にも成功と失敗があり、失敗した時はその遺体を頭蓋骨に穴をあける練習台として提供していた可能性が大きいのです。

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古代人はなぜこのような難解な手術を行たったのか?

戦争で頭を強く打った時などの処置や日常生活で何らかの原因で強く頭を打った時の処置として行われていたと考えられています。

現代医療でも、激しい頭部外傷の後に体液増量による圧力を和らげるために同じ手術が行われているのです。

もちろん、この手術によって助かる患者もいました。

この治療を受けた患者は、その頭蓋骨の分析から平均して数年から十数年程度長く生きられていたという説も存在していて、当時の30代~40代の高齢者という平均寿命があったのです。

現代で言ったら相当な高齢者ということが分かりますね。

しかし、相当高い技術力を誇っていたにも関わらず、現在は詳しい手術方法はわかっていないのです。

文字という文明を持たなかった彼らは詳しい歴史を書き残すこともなく滅亡してしまったのです。

気圧等により頭痛が生じることもあります。

まとめ

現代でも難しい手術を、設備や道具があまり整っていなかった古代に成功をおさめていたと聞いて驚いた方も少なくはないと思います。

古代の脳外科手術に用いられていたとされる「トゥミ」と呼ばれる青銅製の手術用ナイフが出土しています。

黄金の「トゥミ」も見つかっていて、これは儀式用と言われているが、一説では手術に用いられていたといわれています。

残念なことに文字という文明を持たなかった彼らは、当時について何も書き記すこともなかったため現代になっても手術の詳細についてはわかっていないのです。