【保存版】究極の話術『コールド・リーディング』を徹底解説 -5-

※これは人を操る話術『コールド・リーディング』に関する記事の【パート5】です。本編をお読みになる前に、ぜひとも【パート1~4】をお読みください。

【保存版】究極の話術『コールド・リーディング』を徹底解説 -1-

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【実践パート】:『コールド・リーディング』の技法

前編【パート4】では、「ステップ2」の重要ポイント“対象者に高確率で当てはまる質問”について解説しました。本編では引き続き「ステップ2」を解説していきます。それでは、“対象者に高確率で当てはまる質問”がハズレてしまった場合はどうしたらよいのか―。ここから「ステップ2」の後半です。

『コールド・リーディング』 基本テクニック

ステップ2 対象者に質問する

質問が否定されてしまった場合


※これはシミュレーションであるため、対象者の返答にはいくつものパターンが考えられます。

男性でしょうか。手を振っている姿がみえます。しかしながら、どこか悲しげな印象を受けます。近ごろ、身近な人でどなたか亡くなりましたか?

―いいえ。そのような人はいません。 *(1)

なるほど。失礼ですが、あなたは現在独身でいらっしゃいますか? *(2)

―はい。結婚していましたが10年前に離婚しました。元旦那とは、いまは音信不通です。 *(3)

ああ、私がみえたのは、その昔の旦那さまですね。 *(4)

  1. リーダーは対象者に投げた質問を否定されてしまう。(1)
  2. しかし、(2)のように切り返している。
  3. リーダーの質問(2)に対して対象者が答えた内容(3)を受け、最終的に(4)のように”着地”した。

先述したとおり、リーダーは自身の質問をヒットさせるために、いくつもの網を張る。しかしこれがすべてヒットせず、万が一質問が否定されてしまっても、異なるアプローチで必ず質問を的中させる(あたかも的中したかのように見せかける)。
つまり、対象者は投げかけられた質問が必ず的中するため、相手が霊能力や超能力を持っていると信じてしまう。


このように、『コールド・リーディング』は”ああ言えばこう言う”である。屁理屈をつらつらと並べるような口喧嘩が得意な人は、コールド・リーディングに向いているかもしれない。

【実践パート】:『コールド・リーディング』の技法 応用テクニック

コールド・リーディングは「人の心を操る話術」です。そのため、これを成功させるためには、”いかに相手に自分を信用させるか“が重要です。

ここまで、コールド・リーディングの基本テクニックを解説しましたが、ここからは応用テクニックを紹介します。基本と応用の両テクニックを駆使して、自身のリーディングの精度を高めましょう。

虹色の戦略

 


「虹色の戦略」 その名前の由来は”虹の両端”(筆者による推測)

これは対象者にある傾向を指摘する際に、その対極にある傾向を併せて指摘するテクニックである。

【実用例】

あなたは思いやりの気持ちを持つ優しい性格の人ですね。しかし、時として自分勝手に振舞ってしまったりして周囲を振り回してしまうこともあるようです。

上記の実用例では、はじめに対象者にとって肯定的(ポジティブ)なことを述べたあとに、それと対極となる否定的(ネガティブ)なことを述べている。
ここでも、”誰にでも当てはまるような”がポイント。人は誰でも優しい部分は持ち合わせている。つまり、実用例の中の「優しい性格」というのは、”誰にでも当てはまること”に該当する。これはその対極である「自分勝手に~周囲を振り回してしまう」も同様である。
さらに、人はよくよく考えてみると自分に当てはまらないようなことでも、自分にとって肯定的なことを言われると、それを自分に当てはめようとする。そのため、リーダーが指摘したことはハズレることがない。
このように、ポジティブとネガティブを併せて指摘するのが『虹色の戦略』。


『コールド・リーディング』の技法の応用テクニックはまだまだあります。【パート6】に続く。

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